「ふるさと先生」 田畑 直樹先生 (葛西臨海水族園前園長) 

6/11(火)、本校1年生を対象に、葛西臨海水族園前園長 田畑直樹 先生(福井市出身)をお招きして、「ふるさと先生」の特別授業を行いました。「動物園と野生動物の保全」というテーマで、「近年、地球環境の悪化により多数の野生動物が絶滅に瀕している。野生生物の保全のために自分ができることを考えてほしい。またヒトも生物の一種でしかないという自覚が必要である。保全活動に関心を持ってほしい。」とお話しされました。
講義の後には多くの生徒から質問の手が挙がり、野生動物の保全について大いに関心が高まったようでした。田畑先生ありがとうございました。

~ 生徒感想より ~
(A)生物の誕生以来5回の大絶滅が起きたこと、現在の絶滅がそれを凌ぐ規模であることを知ってたいへん驚きました。コウノトリやメダカのように、身近な日本の生き物も絶滅の危機にあると聞いて、さらに驚きました。その保護活動がなされていることを聞くことができてよかったと思います。

(B)毎日100種類、年間5万種類もの生物が絶滅に瀕していることに驚きました。見たことも聞いたこともない生物が、知られることのないまま絶滅していると気づかされて、悲しく思いました。「今、自分はどのくらいの生物を知っているのだろう」と考え、生物に興味を持つことこそが絶滅を食い止める(あるいは絶滅のスピードを遅らせる)唯一の方法なのではないか」と思いました。

(C)今まで生物に対して興味をもっていませんでした。しかし、想像以上に多様な生物が地球上にいて、絶滅の危機にある生物を救おうと活動している人たちがいることを知ることができました。私の今持っている夢は、生物保全のようなスケールの大きな仕事ではないけれど、人々を幸せにできる素晴らしい仕事だと思っているので、自分の夢に向かってこれからもっともっとがんばっていきたいです。

(D)生物の絶滅は私たちの生活と無関係ではないこと、動物園でも動物の保全活動が行われていることなどを知りました。福井県内でも保全活動が行われており、コウノトリやライチョウの話を聞いて、私も実際に見てみたいと興味を持ちました。最前線で活躍されている先生から、生物の現状をお聞きすることができてよかったです。