７月１０日（金）、合唱部による「３年生引退無観客コンサート」を開催しました。
以下に３年生部員からのメッセージを掲載します。
～３年生部員からのメッセージ～
新型コロナウイルスの感染拡大によって、今年度は休校の生活が続き、合唱部の活動も制限されてしまいました。６月に開催予定だった美方高校総合文化展「ラベラ・ピアッツァ」、8月に開催される予定だったNHK全国学校音楽コンクール、これらは中止となり、3年生たちがどのような形で引退すべきかを話し合うことになりました。発表できる場がないままで引退することは、私たち３年生にとって中途半端ではないか・・・。考えた結果、無観客でのコンサートを実施することにしました。
６月に学校が再開し、１年生が５人入部して、合唱部は15人での新体制の練習が始まりました。室内での全体練習は基本的にできず、パート、個人での練習がほとんどでした。思い通りの活動が難しい状況ではありましたが、演奏する５曲を決め、音楽にしていこうと努めました。
ハーモニーの響きが美しい「星に願いを」、
J‐popでリズムが鍵となる「ひまわりの約束」「桜の季節」、
そしてこれまでも私たちが歌い続けてきた「青い鳥」「結」
7月10日放課後、美浜町のゆうあい広場をお借りして、コンサートを開催しました。「無観客」といっても何人かの先生方、取材に来てくださった新聞部の皆さんが見てくださり、少し緊張した雰囲気がありました。そのような中で、３年間の合唱部としての活動に悔いを残さないように、会場いっぱい響き渡るように歌い切りました。言葉を歌にのせて人に届けることができたと実感しています。コンサートという一つの目標に向かって進んでいったことで、部としての団結を深め、下級生とすてきな歌を作り上げて、人としても大きく成長することができたと思っています。
私たちの決断を受け入れてくださった先生方、本当にありがとうございました。これまで活動を支えてくださった家族、指導してくださった講師の先生方、私たちの合唱を聴いてくださったすべての皆さんに感謝しています。今後とも美方高校合唱部の応援をよろしくお願いします。